どうも、BE TUBER 編集部(@be__tuber)です。 皆さま「声」こだわっていますか?ゲーム実況における「声」は、動画の中でも重要な要素です。なんなら私は「音声」こそが一番こだわったほうがいい要素だと思っています。その理由や、今すぐできる確認方法・対策方法もまとめてみました。
目次
視聴者の多くは「ながら聞き」
これ、ゲーム実況にのみ当てはまるものではなく、最近の動画市場全体に言えることなのですが…実は視聴者の多くは、何かをしながら同時に動画を流しておく「ながら聞き」の割合が高いんです。
料理をし「ながら」、ご飯を食べ「ながら」、勉強や仕事をし「ながら」、移動し「ながら」…こういった状況下で、動画を視聴されることが多いのです。
Youtube市場とは若干異なりますが、近年ポッドキャストや音声メディアの躍進がめざましく、アメリカのポッドキャストの市場規模は、前年比14.7%の成長見込 (広告費は、10億円に迫る勢い)にものぼり、間違いなく音声メディアの流行が始まっています。
そうなると重視したいのは、目から入る「画質」の情報より、耳から入る「音質」なのですが、始めたての頃はどうしても「画質」にこだわりがちです。
いい「画質」より、いい「音質」の方がファンがつきやすい
ここで当ブログのメインターゲットである「ゲーム実況」に目を向けてみましょう。画質で言うと、実写を撮影されるYoutuberの皆さまとは違い、ゲーム実況者さんはほぼ皆さん同じ画質になってしまいます。なぜかと言うと基本的には、ゲームの画面をそのまま録画しているからです。
もちろんその後、テロップをつけたり演出を加えたりで楽しんでもらえるよう加工する段階では差が出ます、が、ベースの画質ってほぼ一緒。そうなると差が出るのは「音質」なんです。
動画は最初の15秒で、続きを見るか決められてしまうと言います。その時にノイズが入っていたら、音が割れていたら…視聴者さんは、同じゲームを実況している、他の人の動画へ流れてしまうかもしれません。実際、声が聞き取りやすい、邪魔なノイズがないといった「音質」がキッカケで動画を視聴し続けることは少なくありません。
すぐできる、いい音質にするための改善点
では良い機材を買えばいいのか?それも一つの手ですが、いますぐ音質を改善できるポイントがあります。実際に私が実況をする際に毎回気を付けている点なので自分へのメモとしても、こちらでご紹介させていただきます。
静かな場所で収録する
私は家で収録しているので、できるだけ静かな場所を探します。窓際は人や車の音が入ってしまうため避け、インターホンの音量も下げ、携帯はマナーモードへ変更します。
風が出ているものは止める
エアコン、扇風機、換気扇…これらの風の音って、結構集音してしまいます。なので実況収録の前に必ず止めるようにしています。
なるべくマイクに近付いて、マイク自体の集音レベルを下げる
集音レベルを上げて、マイクから離れて収録してしまうと外部の環境音を拾ってしまいやすくなります。自分の声だけ拾って欲しいので、なるべくマイクに近付いて、集音レベルを下げるようにしています。
一度大きい声を出して音割れしないか確認する
一度テストで声を収録してみて、音の確認をします。その際一番多いのが、通常のトーンなら大丈夫なのですが、ホラーで叫んだりした拍子に音割れしてしまい、聴き難い音になってしまうことです。これを避けるため、通常のトーンだけでなく、大きな声を出してみた状態で音割れしていないかチェックし、音割れするようだったら集音レベルを下げて収録するようにしています。ホラー実況のように音量にムラがある場合は編集で、通常のトーンが小さくなりすぎないように音量アップさせる手間がありますが…絶対にこの方が聞き取りやすいので、毎回調整しています。
スマホで、そしてイヤフォンで…みんなが聴く確率が高い環境でチェック
映像がある程度出来上がったら、スマホ・そしてイヤフォンで音質を確認するようにしています。以前私は、ヘッドフォンのみで編集していたことがあったのですが、いざスマホで聞いてみるとゲームの音量が大きく自分の声が聞こえにくいという事がありました…視聴者の多くがスマートフォンやイヤフォンを使って視聴するので、必ず確認するようにしましょう。
さらに良い音を目指すなら、機材と編集テクニックを使おう
上記のチェック項目を守るだけでも、音質はかなり改善します。ただ私もなのですが、防音の部屋で収録しているわけではないので限界があるのもまた事実。
そんな時は機材や編集テクニックで、音質をアップすることも可能です。その話はまた、今度。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。